Pythonにはアンパック(unpack)と呼ばれる機能があります。 アンパックを使うことで要素を1つずつ取り出して変数に代入することができます。本記事では、リスト、タプル、辞書のアンパックについて解説をします。
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アンパックの基本的な使い方
アンパックの基本構造は以下のようになります。
要素にリストやタプルを指定します。
リストのアンパック
変数をカンマで区切って書く(左辺)と、それぞれの変数にリストの要素(右辺)が代入されます。
冗長な記述を避けていることが分かります。
タプルのアンパック
タプルも同様です。
辞書のアンパック
my_dictをアンパックすると、keyの値が代入されます。
valueの値をアンパックしたい場合はmy_dict.values()とします。
keyとvalueの値をアンパックしたい場合はmy_dict.items()とします。
変数と要素数が合っている必要がある
左辺の変数と右辺の要素数は一致している必要があります。
一致しない場合はValueErrorが発生します。
アスタリスクを使って要素をまとめて代入する
アスタリスクを使えば複数の要素をまとめて代入することができます。
関数の引数にアンパックした値を渡す
関数の引数にリスト、タプル、辞書を渡すことができます。
*でリストやタプルをアンパックして渡します。
**で辞書をアンパックをアンパックして渡します。
関数の基本を確認したい方はこちらの記事をご活用ください。
まとめ
アンパックは複数の変数扱う場合、コードがシンプルになるメリットがあります。上手く使いこなしていきましょう。
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