Pythonにはエスケープシーケンスを処理をしないraw文字列があります。 本記事では、raw文字列の使い方と注意点について解説をします。
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エスケープシーケンスとは
エスケープシーケンスとは、\(バックスラッシュ)と特定の文字を組み合わせることで、特殊な機能を持たせる記述方法になります。
Pythonで認識されるエスケープシーケンスは以下の通りです。
エスケープシーケンス | 意味 |
---|---|
\<newline> | バックスラッシュと改行文字が無視されます |
\\ | バックスラッシュ (\) |
\' | 一重引用符 (' ) |
\" | 二重引用符 (" ) |
\a | ASCII 端末ベル (BEL) |
\b | ASCII バックスペース (BS) |
\f | ASCII フォームフィード (FF) |
\n | ASCII 行送り (LF) |
\r | ASCII 復帰 (CR) |
\t | ASCII 水平タブ (TAB) |
\v | ASCII 垂直タブ (VT) |
\ooo | 8 進数値 ooo を持つ文字 |
\xhh | 16 進数値 hh を持つ文字 |
raw文字列の使い方
文字列の先頭にrまたはRをつけることでエスケープシーケンスを無効化することができます。
ファイルパスで使うと便利
raw文字列を使うと便利なのがファイルパスを指定するときです。
ファイルパスにエスケープシーケンスが含まれている場合に使用します。
ちなみに\\でも可能です。
raw文字列はファイルパスをそのまま使えるので便利ですね。
\で終わるとエラーになる
raw文字列はファイルパスをそのまま使えるので便利ですが、末尾が奇数個のバックスラッシュで終わるとエラーになるので注意してください。
終わりの対になっていないバックスラッシュが、閉じ引用文字をエスケープしてしまいます。
まとめ
raw文字列は特にファイルパスで使うと便利です。注意点をきちんと理解して、上手く使いこなしていきましょう。
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